【令和8年度】技術士二次試験・建設部門「施工計画、施工設備及び積算」予想問題|選択科目の傾向と対策

「施工計画、施工設備及び積算」は、建設生産性の向上・働き方改革・適正な積算が直球で問われる科目です。

令和8年度・建設部門の筆記試験は令和8年7月20日(月・祝)。この記事では選択科目「施工計画、施工設備及び積算」の近年の出題傾向を分析し、令和8年度の予想問題と答案のポイントを紹介します。

この記事でわかること
  • 選択科目(Ⅱ-1専門知識/Ⅱ-2応用能力/Ⅲ問題解決)の出題形式
  • 近年の頻出テーマ
  • 令和8年度の予想問題+答案構成のポイント
ご注意

本記事の予想は当ブログ独自の分析であり、的中や合格を保証するものではありません。最新の試験情報は必ず公式(日本技術士会)でご確認ください。

目次

選択科目(Ⅱ・Ⅲ)の出題形式

  • Ⅱ-1 専門知識:4設問から1問選択・答案1枚。施工計画・工程・品質・安全・仮設・積算と守備範囲が広い
  • Ⅱ-2 応用能力:2設問から1問選択・答案2枚。制約条件下の施工計画立案
  • Ⅲ 問題解決能力:2問から1問選択・答案3枚。観点を明記した課題→最重要課題の解決策→新たなリスクと対応

近年の頻出テーマ

区分近年問われているテーマ
Ⅱ-1(専門知識)施工計画、工程管理(ネットワーク工程)、品質管理、安全管理(リスクアセスメント)、仮設計画(土留め・締切)、建設機械、積算(歩掛・数量)
Ⅱ-2(応用能力)制約条件下の施工計画立案、仮設設計、施工管理・コスト管理
Ⅲ(問題解決)建設現場の生産性向上・省人化(i-Construction 2.0)、働き方改革・担い手確保、品質・安全の確保

令和8年度 予想:Ⅱ-1(専門知識)の重点キーワード

Ⅱ-1 予想キーワード
  • 施工計画の立案(事前調査・施工手順・施工法の比較選定)
  • 工程管理(ネットワーク式工程表・クリティカルパス・工程短縮)
  • 品質管理(品質特性・管理図・ばらつきの管理)
  • 安全管理(リスクアセスメント・墜落/建設機械災害の防止)
  • 仮設計画(土留め・締切・足場の設計)
  • 建設機械の選定・組合せ(施工速度・経済性)
  • 積算(歩掛・数量・間接費・予定価格)

令和8年度 予想:Ⅱ-2(応用能力)

Ⅱ-2 予想設定例

想定:近接構造物・周辺環境・工期などの制約条件下での工事の施工計画立案、仮設設計、施工管理という設定で、(1)調査・検討事項、(2)業務の手順と留意点、(3)関係者との調整 を問う形が定番です。

✍️ 答案構成の骨子(例)

  • 調査=現場条件(地形・地盤・近接・交通)と制約の把握
  • 計画=施工手順・工程・仮設・建設機械の計画、施工法の比較選定
  • 施工=品質・安全・工程・原価の管理、環境保全
  • 関係者調整=発注者・近隣・協力会社・関係機関との調整

令和8年度 予想:Ⅲ(問題解決)2選

予想Ⅲ-①:建設現場の生産性向上・省人化(i-Construction 2.0)

📝 予想問題(Ⅲ)①

国土交通省の「i-Construction 2.0」では、2040年までに建設現場の省人化3割(生産性1.5倍)を目指し、生産プロセスのオートメーション化が示された。施工計画・施工設備及び積算を専門とする技術者の立場で(1)〜(3)に答えよ。

(1)観点を明記した課題3つ/(2)最重要課題の複数解決策/(3)新たなリスクと対策

💡 出題のねらい・背景
本科目の最重要・本命テーマ。R7のⅢ-2でも出題され、令和8年度も中心。

✍️ 答案構成の骨子(例)

  • 観点例:①施工の自動化・ICT(技術)=ICT施工・自動建機/②プレキャスト・標準化(技術)/③データ連携・積算(制度)=BIM/CIM・3次元数量
  • 最重要課題=施工プロセスの自動化・ICT化。解決策=ICT施工(MC/MG)、自動・遠隔施工、プレキャスト化、BIM/CIMによる3次元数量・積算の効率化
  • 新たなリスク=中小の投資負担・デジタル格差・技能継承 → 補助・標準化・教育で対応
🔑 押さえるキーワード

i-Construction 2.0、ICT施工、自動施工、プレキャスト、BIM/CIM、3次元数量、省人化

予想Ⅲ-②:働き方改革・担い手確保(適正工期・適正な積算)

📝 予想問題(Ⅲ)②

2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用された。担い手を確保しつつ持続可能な建設業を実現するため、働き方改革と適正な施工環境(適正工期・適正な予定価格)の確保が求められている。施工計画・施工設備及び積算を専門とする技術者の立場で(1)〜(3)に答えよ。

(1)観点を明記した課題3つ/(2)最重要課題の複数解決策/(3)新たなリスクと対策

💡 出題のねらい・背景
2024年問題と新・担い手3法を背景に、施工・積算分野ならではの適正工期・適正積算の切り口で問われる可能性。

✍️ 答案構成の骨子(例)

  • 観点例:①工期・工程(技術・制度)=週休2日・適正工期の設定/②積算・予定価格(制度)=施工実態の反映・物価スライド/③生産性・処遇(社会)
  • 最重要課題=適正工期と適正な積算の確保。解決策=週休2日を前提とした工程計画、歩掛の実態反映・最新単価・物価スライドの的確な運用、平準化、ICTによる省力化
  • 新たなリスク=コスト増・短工期の難工事 → 平準化・施工時期の分散・適切な契約変更で対応
🔑 押さえるキーワード

2024年問題、新・担い手3法、週休2日、適正工期、予定価格・歩掛、物価スライド、施工時期の平準化

「施工計画、施工設備及び積算」答案のコツ

STEP
Ⅱ-1は守備範囲が広い

施工計画・工程・品質・安全・仮設・積算まで幅広い。得意分野を確実に。

STEP
Ⅱ-2は制約条件への対応

現場の制約条件を踏まえた施工計画立案を、調査→計画→施工→調整で。

STEP
Ⅲは生産性と働き方改革

i-Construction 2.0と2024年問題が二大テーマ。積算なら適正工期・予定価格を絡める。

STEP
積算の専門性を活かす

歩掛・予定価格・物価スライド・平準化など、積算の視点は大きな武器になります。

まとめ

この記事のまとめ
  • 令和8年度・建設部門の筆記試験は7月20日(月・祝)
  • 本科目はⅡ-1専門知識/Ⅱ-2応用/Ⅲ問題解決の3本立て
  • 近年は生産性向上(i-Construction 2.0)・働き方改革が頻出
  • Ⅲは省人化と適正工期・積算を軸に準備

必須科目Ⅰ・他の選択科目の予想問題も順次公開予定です。

参考:最新の試験情報は必ず公益社団法人 日本技術士会でご確認ください。

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