RCCM試験の受験を決めたものの、記述式の問題Ⅲ(管理技術力)にどう手をつければいいか分からない。そんな声をよく聞きます。この記事では、建設コンサルタント業界で働く現役の実務者として、2026年度に公表された6テーマを、出題ルール・答案の型・要点・暗記法までまとめて整理しました。読み終えるころには、本番でどのテーマが出ても手が動く準備の全体像がつかめます。
問題Ⅲ(管理技術力)とはどんな試験か
まず敵を知るところから。問題Ⅲは、あらかじめ公表された6テーマのうち1つが本番で出題される記述式です。どれが出るかは分からないため、6テーマすべての骨子を用意しておくのが合格への近道になります。
2026年度の6テーマ
2026年度の出題テーマは次の6つです。
- 地方公共団体のインフラ老朽化とインフラマネジメント
- 安全・安心な国土づくり
- SDGsへの取り組み
- AI技術の活用と成果品の品質向上
- 国際競争力の強化
- BIM/CIMの適用
内容がどれだけ良くても、次の3つを外すと大きく減点されます。第一に、字数は設問①・②を合わせて1200〜1600字。第二に、指定された用語リストから4つ以上を使い、使った用語はかぎ括弧「 」で囲む。第三に、設問は①現状と課題、②あり方・役割・効果・克服課題、の2部構成で問われます。
模範解答をつくる6ステップ
型さえ決まれば、書くのはこわくありません。いつも使っている手順を6ステップに分けます。
①課題/②打ち手
4つ必須なので5〜6個確保
①背景→現状→課題3点、②方針→具体策3〜4点→建設コンサルタントの役割で締め
結論から書く。数値・制度名を1〜2個入れる
①500〜600字、②600〜750字が目安
「建設コンサルタントは〜する役割を果たすべきである」
6テーマの要点(暗記の核)
各テーマ、①課題の核と②打ち手の核を1行で覚えるのがコツです。表で一気に整理します。
| テーマ | ①課題の核 | ②打ち手の核 |
|---|---|---|
| (1)インフラ老朽化 | 老朽化+人口減少で維持困難 | 予防保全・群マネ・広域連携・多様な契約方式・新技術 |
| (2)安全・安心な国土 | 災害激甚化+巨大災害 | 国土強靱化でハード・ソフト、災害に強いまちづくり・事前復興を官民連携 |
| (3)SDGs | 17目標と社会課題 | 建コンの事業はSDGsそのもの、技術革新で両立、まちづくりの担い手 |
| (4)AIと品質 | 担い手不足で品質確保が困難 | 建設DXでAI活用、最終責任は技術者、情報セキュリティ前提 |
| (5)国際競争力 | 世界8兆円に日本1000億円・ODA依存 | MDBs・PPP参画、防災技術のインフラ輸出、人材育成 |
| (6)BIM/CIM | 3次元モデルで生産性向上・フロントローディング | データ連携・電子納品・プロセス改革が課題 |
暗記のコツと直前チェック
覚えることを絞れば、記憶は定着します。まず、テーマ名→用語4つ→一言説明の三段で反復すること。次に、数字は3つだけ厳選して覚えること(八潮市の道路陥没=2025年1月・約120万人、建設コンサルの世界市場=約8兆円に対し日本の海外業務は約1000億円、BIM/CIMの原則適用=2023年度から)。最後に、①課題→②役割を声に出して言えるようにすること。
答案提出前は、次の5点を指差し確認してください。
- 合計1200〜1600字に入っているか
- 指定用語を4つ以上、かぎ括弧で囲んだか
- ①に課題、②に打ち手が書けているか
- 締めが建設コンサルタントの役割になっているか
- 年号・数値に誤りはないか
私も受験前は6テーマ全部を覚えるのは無理だと思っていました。でも「用語4つ+一言」に絞ったら、直前でも回せる量になりました。
模範解答のフルテキストが読みたい人へ
ここまでで型はつかめたはずです。あとは、実際に条件を満たして書き切った答案を見て、型を体に入れるのが一番の近道です。各テーマの模範解答(1200〜1600字・指定用語つき)と、書き方の解説・暗記の核・チェックリストを用意しました。
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- 答案は何字書けばいい?
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設問①・②を合わせて1200〜1600字が目安です。
- 指定用語はいくつ使う?
-
リストから4つ以上を使い、使った語はかぎ括弧「 」で囲みます。
- 6テーマは全部覚える必要がある?
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本番はどれが出るか分からないため、6テーマすべての骨子を用意しておくのが安全です。
まとめ
RCCM問題Ⅲは、型が決まっている試験です。6テーマの骨子を用意し、3つのルールを守り、①課題→②役割の型で書き、建設コンサルタントの役割で締める。これだけで、合格ラインの答案は十分に書けます。まずは自分の受けるテーマの骨子を覚えることから始めてみてください。

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