【PR】本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。価格・仕様は本記事作成時点(2026年7月31日)にメーカー発表・販売店告知で確認できた内容です。購入前に必ず販売ページの最新情報をご確認ください。
2026年の夏は、マキタの40Vmax(XGT)シリーズに新製品がまとまって出てきました。インパクトドライバ、チェンソー、集じん機、そして布ソファを洗えるリンスクリーナ。方向性がバラバラで、正直「で、自分に関係あるのはどれ?」となる並びです。
しかも7月1日には、マキタ自身が価格改定(値上げ)を実施しています。新製品を追うのか、値上げ前の型を探すのか。判断が要る夏です。
この記事では発表内容を公表値ベースで整理したうえで、DIYで工具を使う立場から「どれが効いて、どれは見送りでいいか」を仕分けます。
まず結論:2026年夏の40Vmax新製品4本のうち、DIYで効くのは1本
先に結論だけ置いておきます。細かい仕様は後半にまとめました。
- 本記事で取り上げるのは、2026年7月に公表を確認できた TD005G(インパクトドライバ)/MUC032G(チェンソー)/VC015G(小型集じん機)/PE001G(リンスクリーナ) の4本。40Vmaxは追加が多いシリーズなので、これで全部という意味ではありません。
- DIYで素直に効くのは集じん機。40Vmaxで選ぶなら VC015G(本体49,900円 税抜/税込54,890円+バッテリーと充電器で総額8〜9万円級)。ただし室内で丸ノコ・トリマーを使う頻度が高い人向けで、頻度が低いならAC電源の集じん機や18V機のほうが費用対効果は上です。
- TD005G は魅力的だが、DIYには過剰。18Vのインパクトで足りる場面がほとんど。
- PE001G は本体だけで161,000円(税抜)の業務用機。家庭用リンサークリーナーとは別カテゴリ。
つまり「4本出たから買い替え」ではなく、自分の作業で困っている1点に当てるのが正解です。
その前に:2026年7月1日、マキタが約635仕様を値上げした
新製品の話に入る前に、価格の前提が変わっている点を押さえておきます。ここを知らずにカタログを見ると、判断を間違えます。
マキタは2026年7月1日から、充電工具・エア工具・電動工具・M商品(DIY向け)・アクセサリ・部品など約635仕様の価格改定を実施しました(工具卸のマルマツ商店による告知)。値上げ幅は販売店の案内では電動工具本体を中心に約5〜10%。改定理由は、販売店の告知では原材料価格や物流コストなど各種費用の上昇と説明されています。
販売店側の価格改定は、メーカーの改定日より前に実施されることがあります。工具通販のビルディは2026年6月29日に販売価格を改定したと告知しています。「7月1日までに買えばセーフ」とは限らないので、店ごとの表示価格で判断してください。
値上げ後に工具を買う3ステップ
「パワーが足りない」ではなく「2×4を1日中ビス留めすると手首が痛い」まで落とすと、買うべき工具が決まります。ここが曖昧なまま新製品を見ると、だいたい高い方を買って後悔します。
40Vmax(XGT)と18V(LXT)はバッテリーの互換がありません。18Vのバッテリーを何本も持っているなら、本体だけ買い足せる18V側で解決できないかを先に検討します。40Vmaxに手を出すのは、バッテリーと充電器ごと増える出費を織り込んだうえで判断します。
値上げは新価格の商品から順に反映されます。旧価格の在庫が残っていれば、そこが一番おいしい。型番が1世代前でも、DIYの用途なら性能差より価格差のほうが効きます。
DIY中心なら、まず手持ちの18V側を強化するほうが総額は安く済みます。
TD005G|40Vmaxのインパクトドライバとして史上最軽量
2026年7月14日、マキタは40Vmaxシリーズの新製品として充電式インパクトドライバ TD005Gを発表しました。あわせて発表されたのが、次に紹介するチェンソー MUC032G です。
公表されている内容を並べます。
- 40Vmaxシリーズのフラッグシップインパクトドライバ
- 新開発の高出力密度モーターを採用
- 最大締付けトルク220N・mを維持
- 本体ヘッド長100mmのコンパクト設計
- 従来機比で約100gの軽量化
- 40Vmaxのインパクトドライバとして史上最軽量とアナウンスされている
- 対象はプロユーザー
- 発売日は公表を確認できていません
出典:ASCII.jp「マキタ、40Vmax史上最軽量のインパクトドライバ」2026年7月14日
数字のなかでいちばん実用的なのはヘッド長100mmです。インパクトドライバで詰まるのは、たいていトルクではなく「入らない」場面。垂木の間、洗面台の下、束石まわり。ここが短くなるのは、カタログのトルク値より効きます。
DIYで220N・mを使い切る場面はほぼありません。18Vクラスの上位機で足りるのが実情です。私も14.4Vから18VのTD172Dに乗り換えて「もうこれで十分」と感じたクチで、そのあたりの本音はマキタ TD172D レビュー|後継 TD173D とどっちを買う?にまとめています。
DIY中心の人は、この記事より先にそちらを読んだほうが失敗しません。
〔やすたみ記入欄:TD005Gの実機を触れたら、ヘッド長の短さが実作業でどう効いたかを1〜2文で追記〕
なお、TD005Gのメーカー標準小売価格は、本記事作成時点で公式の数値として確認できていません。実売価格は販売店ごとに差が大きいので、現在の価格は下のリンクで確認してください。
MUC032G|リアハンドルの40Vmaxチェンソー
同じ7月14日に発表されたのが充電式チェンソー MUC032Gです。こちらは用途がはっきりしています。
- 40Vmaxバッテリーを採用したリアハンドルタイプ
- 高出力ブラシレスモーターを搭載
- 伐採や枝払いといった作業を想定
- こちらもプロユーザー対象
- 発売日と標準小売価格は公表を確認できていません
出典:ASCII.jp・同記事
リアハンドルタイプは、両手で構えて立ち木を切る前提の形です。庭木の枝を落とす程度ならトップハンドルや小型のバッテリーソーで足りるので、ここは山林・造園寄りの人向けと割り切っていいと思います。
マキタは近年40Vmaxシリーズを中核製品群として拡充しており、造園や林業など幅広い分野でコードレス化を進めているとアナウンスしています。エンジン式からの置き換えという文脈の製品です。
VC015G|18Lダストバッグの充電式小型集じん機
DIY目線でいちばん効くと思ったのがこれです。充電式小型集じん機 VC015Gが2026年7月に発表されました。
- 40Vmaxシリーズの小型集じん機
- ダストバッグ式で集じん容量18L
- 3モードの風量切替:最大吸込仕事率85W(パワフル)/35W(標準)/15W(エコ)
- 最大風量:4.0/3.1/2.4 m³/min(パワフル/標準/エコ)
- ダストバッグ内側にサイレンサを搭載し、パワフルモードでも運転音76dB
- 無線連動機能AWSに対応(工具側にワイヤレスユニットを装着した対応機種と連動。ユニットは別売で、対応工具も限られます)
- 排出口にノズルを装着してブロワ作業にも対応
- 販売仕様は本体のみのVC015GZ/標準小売価格 49,900円(税抜/税込54,890円)
出典:VOLTECHNO「マキタ VC015G 充電式小型集じん機、ダストバッグ仕様の軽量・コンパクト・大容量集じん機が登場」
18Lのダストバッグというのがポイントで、丸ノコやマルチツールで出る切り屑をまとめて飲み込めます。フィルタ式だと目詰まりで吸わなくなるのが定番の悩みですが、ダストバッグ式は袋ごと捨てられるので後処理が楽です。
AWS対応が効くのは「工具のトリガーを引いたら集じん機が回る」動作です。手が2本しかない状況で、スイッチを押しに行かなくていいのは想像以上に大きい差になります。
ただしワイヤレスユニットは別売で、対応工具も限られます。手持ちの工具が対応しているかを先に確認してください。
一方で、吸込仕事率85Wは家庭用の掃除機と比べると数字だけ見て控えめに感じるかもしれません。集じん機は「粉じんを取りこぼさず捕まえる」機械で、掃除機とは設計思想が別だと考えてください。なお、集じん機を入れても防じんマスクは併用してください。吸わせる装備と吸わない装備は別の話です。
40Vmaxを新規で組むと総額8〜9万円級になります。粉じん対策だけが目的で、使う頻度が月に数回なら、AC電源の集じん機や18V機のほうが費用対効果は上です。コードレスの身軽さに払う価値があるかで判断してください。
PE001G|布ソファとカーペットを洗える充電式リンスクリーナ
2026年7月、マキタは充電式リンスクリーナ PE001Gを発表しました。リンスクリーナ(一般にはリンサークリーナーと呼ばれる機械)は、洗浄液を噴射して汚れを浮かせ、汚れごと吸い取る装置です。水洗いできない布張りソファやカーペットのスポット洗浄に使います。
- 40Vmaxバッテリーで動作
- 最大吸込仕事率100W
- 運転音はモード1で61dB(A)/モード2で64dB(A)
- 洗浄水タンク5L・回収タンク5Lの着脱仕様
- 回収タンクが満タンになると自動停止
- 洗浄幅100mmのノズルアッセンブリ
- 販売仕様は本体のみのPE001GZ/標準小売価格 161,000円(税抜/税込177,100円)
出典:VOLTECHNO「マキタ PE001G 充電式リンスクリーナ、布製品の汚れを落とせる業務向けのリンサークリーナー」/マキタ公式X @makita_jp_ 2026年7月28日投稿
本体のみで161,000円(税抜)。バッテリーと充電器は別です。家庭用のリンサークリーナーが2万円前後で買えることを考えると、これはオフィス・飲食店・宿泊施設の清掃業向けの機械です。「家のソファを洗いたい」という動機で選ぶ製品ではありません。
騒音61〜64dB(A)という数字は、営業中の店舗や夜間の宿泊施設で作業できるかという業務要件に直結します。ここに価値を感じる人向け、という位置づけがはっきりした製品です。
4機種を並べて比べる
数字を横に並べると、狙っている相手がはっきり見えてきます。
| 型番 | 種類 | 公表時期 | 標準小売価格(税抜) | 注目点 |
|---|---|---|---|---|
| TD005G | 充電式インパクトドライバ | 2026年7月14日 発表 | 公式数値を確認できず | 最大締付けトルク220N・m/ヘッド長100mm/従来機比約100g軽量 |
| MUC032G | 充電式チェンソー(リアハンドル) | 2026年7月14日 発表 | 公式数値を確認できず | 高出力ブラシレスで伐採・枝払いを想定 |
| VC015G | 充電式小型集じん機 | 2026年7月 発表 | 49,900円(VC015GZ・本体のみ) | 18Lダストバッグ/吸込85W/76dB/AWS連動(ユニット別売) |
| PE001G | 充電式リンスクリーナ | 2026年7月 発表 | 161,000円(PE001GZ・本体のみ) | 吸込100W/61〜64dB(A)/タンク5L+5L |
価格を確認できなかった2機種は、あえて空欄のままにしています。販売店の実売価格をメーカー標準小売価格として書いてしまうと、比較表としての意味が壊れるためです。4機種とも発売日は公表を確認できていません(公表時期は発表日です)。
国内未発表の注目株:HS014G(125mmマルノコ)
もう1つ、海外マキタで公開されているHS014Gも押さえておきたい製品です。
- 40Vmax仕様の125mm充電式マルノコ
- 2020年7月発売のHS005Gのモデルチェンジと見られる
- HS005Gに対して回転速度が6,400min⁻¹に向上
- 大型フックを装着でき、単管パイプなどに引っ掛けられる
- 日本市場での発売アナウンスはない(2026年夏時点)
出典:VOLTECHNO「マキタ 今後の新製品・販売候補製品をチェック【2026年夏編】」
125mmは日本でも需要の大きいサイズなので、国内展開もあり得るという見立てが出ています。ただし現時点では海外情報にとどまるので、待つ前提で予算を組むのは避けたほうがいいでしょう。
DIY目線の本音:新製品を追わないという選択
ここまで整理して、正直に思ったことを書きます。
新製品の記事を書きながら「今回のうち3本は自分には要らない」と結論が出ました。プロ向けのフラッグシップは、性能の伸ばし方が「1日中使う人の疲労」に向いています。週末に数時間動かすDIYでは、その差を体感する前に作業が終わってしまう。
じゃあ何を買えばいいの?
答えはシンプルで、いま自分が我慢していることを解決する1台です。粉じんが辛いなら集じん機、腕が疲れるなら軽い本体、長さが入らないならヘッドの短いモデル。値上げのタイミングでカタログを眺めると、つい「まとめて更新したほうが得」と考えたくなりますが、使わない性能に払うお金がいちばん高い買い物になります。
- 40Vmaxに新規参入するなら、本体+バッテリー+充電器の総額で判断する
- 18Vのバッテリーを持っているなら、まず18V側で解決策を探す
- 旧型の在庫は値上げ前価格が残っていることがある。型番より値札を見る
- 集じん機のような「体に効く」装備は、性能より導入したかどうかで差が出る
〔やすたみ記入欄:40Vmaxを導入するか迷った実体験(バッテリー本数・充電器の置き場・実際の作業時間)を2〜3文で追記〕
それでも40Vmaxで組むと決めたなら、本体より先にバッテリーの相場を見ておくと総額の見通しが立ちます。
よくある質問
- 40Vmax(XGT)と18V(LXT)のバッテリーは共用できますか?
-
直接は使えません。シリーズが別で、バッテリー形状も違います。アダプタで一部の組み合わせに対応する製品はありますが、本体の性能をそのまま出せるわけではないので、基本は別のシステムと考えてください。
- 7月1日の値上げで、どれくらい上がりましたか?
-
販売店の告知では、電動工具本体を中心に約5〜10%とされています。対象は充電工具・エア工具・電動工具・M商品(DIY向け)・アクセサリ・部品など約635仕様です。仕様ごとに幅があるため、狙っている型番の実売価格で確認するのが確実です。
- TD005GとTD173Dで迷っています。
-
用途が違います。TD005Gは40Vmaxの上位機でプロ向け、TD173Dは18Vの主力機です。DIY中心なら18V側で十分な場面が多いはずです。18Vのインパクトドライバについては14.4Vから乗り換えた感想を別記事にまとめています。
- VC015GはDIYでも使えますか?
-
使えます。ただし本体のみで49,900円(税抜)にバッテリーと充電器が加わり、総額は8〜9万円級になります。丸ノコやトリマーを室内で使う頻度が高い人ほど投資が回収しやすい装備で、頻度が低いならAC電源の集じん機のほうが割安です。
- PE001Gを家庭用に買うのはありですか?
-
おすすめしません。本体のみ161,000円(税抜)の業務用機です。家庭のソファやカーペットのスポット洗浄が目的なら、家庭用のリンサークリーナーのほうが目的に合っています。
- 4機種はもう買えますか?
-
本記事作成時点で、4機種いずれも発売日の公表は確認できていません。VC015GとPE001Gは標準小売価格まで出ているので流通は近いと見られますが、入手時期は販売店に確認してください。
まとめ:買う順番だけ決めておく
- まず、いま我慢している1点を決める(粉じん/重さ/長さ)。
- 18Vのバッテリーがあるなら、18V側の解決策を先に見る。
- それでも足りないときだけ40Vmax。本体+バッテリー+充電器の総額で判断する。
- 旧価格の在庫は型番より値札で探す。7月1日以降は約5〜10%上がっている。
新製品が並ぶ時期は、つい「今買わないと損」という気分になります。でも工具は、持っている本数ではなく作業が終わるかどうかで評価が決まる道具です。困っている1点を決めてから値札を見に行くのが、いちばん失敗しない順番だと思います。
関連記事:マキタ TD172D レビュー|後継 TD173D とどっちを買う?/【2026年版】充電式(コードレス)高圧洗浄機おすすめ6選
参考にした情報
- マキタ公式 製品ページ 充電式インパクトドライバ TD005G
- マキタ公式 製品ページ 充電式チェンソー MUC032G
- ASCII.jp「マキタ、40Vmax史上最軽量のインパクトドライバ」(2026年7月14日)記事
- VOLTECHNO「マキタ VC015G 充電式小型集じん機」記事
- VOLTECHNO「マキタ PE001G 充電式リンスクリーナ」記事
- VOLTECHNO「マキタ 今後の新製品・販売候補製品をチェック【2026年夏編】」記事
- マルマツ商店「【値上げ】マキタ 2026年7月1日より価格改定」記事
- ビルディ「マキタ・HiKOKI製品 価格改定(値上げ)のお知らせ」記事
- マキタ公式X @makita_jp_(PE001G 2026年7月28日投稿)

コメント