「港湾及び空港」は、海・空のインフラの防災(耐震・津波)と脱炭素が問われる科目です。
令和8年度・建設部門の筆記試験は令和8年7月20日(月・祝)。この記事では選択科目「港湾及び空港」の近年の出題傾向を分析し、令和8年度の予想問題と答案のポイントを紹介します。
- 選択科目(Ⅱ-1専門知識/Ⅱ-2応用能力/Ⅲ問題解決)の出題形式
- 近年の頻出テーマ
- 令和8年度の予想問題+答案構成のポイント
本記事の予想は当ブログ独自の分析であり、的中や合格を保証するものではありません。最新の試験情報は必ず公式(日本技術士会)でご確認ください。
選択科目(Ⅱ・Ⅲ)の出題形式
- Ⅱ-1 専門知識:4設問から1問選択・答案1枚。
- Ⅱ-2 応用能力:2設問から1問選択・答案2枚。調査→設計→施工→関係者調整。
- Ⅲ 問題解決能力:2問から1問選択・答案3枚。観点を明記した課題→最重要課題の解決策→新たなリスクと対応。
近年の頻出テーマ
| 区分 | 近年問われているテーマ |
|---|---|
| Ⅱ-1(専門知識) | 防波堤(傾斜・直立・混成)、係留施設(岸壁)、ケーソン、浚渫・埋立、液状化対策、空港舗装、滑走路、高潮・津波 |
| Ⅱ-2(応用能力) | 岸壁・防波堤の整備改良、空港施設の整備更新、地震・津波対策 |
| Ⅲ(問題解決) | 港湾・空港の防災(耐震・津波・BCP)、カーボンニュートラルポート、施設の老朽化・維持管理 |
令和8年度 予想:Ⅱ-1(専門知識)の重点キーワード
- 防波堤(傾斜堤・直立堤・混成堤)の特徴と設計
- 係留施設(岸壁・物揚場)、ケーソン式・矢板式
- 浚渫・埋立、軟弱地盤・液状化対策
- 耐震強化岸壁、粘り強い構造
- 空港舗装(アスファルト・コンクリート)と設計(CBR・PRR)
- 滑走路・誘導路の構造/高潮・津波・うねり対策
令和8年度 予想:Ⅱ-2(応用能力)
想定:岸壁・防波堤の整備や改良、空港施設の整備・更新、地震・津波対策という設定で、(1)調査・検討事項、(2)業務の手順と留意点、(3)関係者との調整 を問う形が定番です。
✍️ 答案構成の骨子(例)
- 調査=海象(波浪・潮位)・地盤・利用状況の把握
- 設計=外力(波浪・地震・津波)の設定、構造形式の選定
- 施工=海上施工・浚渫の計画、環境(水質・生態系)配慮
- 関係者調整=港湾管理者・利用者・漁協・航空管理との調整
令和8年度 予想:Ⅲ(問題解決)2選
予想Ⅲ-①:港湾・空港の防災・減災(耐震・津波・BCP)
切迫する大規模地震・津波や激甚化する高潮を踏まえ、港湾・空港の防災力向上と被災時の早期復旧(BCP)が求められている。港湾及び空港を専門とする技術者の立場で(1)〜(3)に答えよ。
(1)観点を明記した課題3つ/(2)最重要課題の複数解決策/(3)新たなリスクと対策
💡 出題のねらい・背景
防災は全部門共通の重点。港湾・空港は物流・人流の要であり、耐震・津波・BCPは令和8年度も有力。
✍️ 答案構成の骨子(例)
- 観点例:①耐震・耐津波(技術)=耐震強化岸壁・粘り強い構造/②早期復旧・BCP(技術・制度)=航路啓開/③背後地・物流の継続(社会)
- 最重要課題=重要施設の耐震化と早期復旧体制。解決策=耐震強化岸壁、防波堤の粘り強い構造、航路啓開計画、港湾BCP、リダンダンシー確保
- 新たなリスク=財源・優先順位 → 重点港湾への集中・官民連携で対応
耐震強化岸壁、粘り強い構造、津波・高潮、港湾BCP、航路啓開、リダンダンシー
予想Ⅲ-②:カーボンニュートラルポート(CNP)の形成
2050年カーボンニュートラルに向け、港湾を脱炭素化の拠点とする「カーボンニュートラルポート(CNP)」の形成が進められている。港湾及び空港を専門とする技術者の立場で(1)〜(3)に答えよ。
(1)観点を明記した課題3つ/(2)最重要課題の複数解決策/(3)新たなリスクと対策
💡 出題のねらい・背景
港湾分野の時事性の高い特徴的テーマ。GX・洋上風力の基地港湾とも絡み、令和8年度に問われる可能性。
✍️ 答案構成の骨子(例)
- 観点例:①脱炭素エネルギーの拠点化(技術)=水素・アンモニア受入/②港湾活動の脱炭素(技術)=荷役機械の電化・FC化/③計画・官民連携(制度)
- 最重要課題=次世代エネルギー受入・供給拠点の整備。解決策=岸壁・受入設備・タンク、洋上風力基地港湾、ブルーカーボン、再エネ導入
- 新たなリスク=需要の不確実性・投資回収 → 段階整備・官民連携・需要創出で対応
カーボンニュートラルポート、水素・アンモニア、洋上風力基地港湾、ブルーカーボン、荷役機械の電化
「港湾及び空港」答案のコツ
防波堤・岸壁か、空港舗装・滑走路か、得意な方で確実に。外力を正確に。
海象・地盤の把握と施工時の環境配慮を落とさない。
耐震・津波・BCPを軸に、脱炭素(CNP)も押さえる。
粘り強い構造・港湾BCP・CNPなどで専門性と時事性を示す。
まとめ
- 令和8年度・建設部門の筆記試験は7月20日(月・祝)
- 本科目はⅡ-1専門知識/Ⅱ-2応用/Ⅲ問題解決の3本立て
- 近年は防災(耐震・津波)・CNPが頻出
- Ⅲは防災BCPとカーボンニュートラルポートを軸に準備
必須科目Ⅰ・他の選択科目の予想問題も順次公開予定です。
参考:最新の試験情報は必ず公益社団法人 日本技術士会でご確認ください。
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