【令和8年度】技術士二次試験・建設部門「電力土木」予想問題|選択科目の傾向と対策

「電力土木」は、カーボンニュートラルを支える再エネ・水力インフラが問われる科目です。

令和8年度・建設部門の筆記試験は令和8年7月20日(月・祝)。この記事では選択科目「電力土木」の近年の出題傾向を分析し、令和8年度の予想問題と答案のポイントを紹介します。

この記事でわかること
  • 選択科目(Ⅱ-1専門知識/Ⅱ-2応用能力/Ⅲ問題解決)の出題形式
  • 近年の頻出テーマ
  • 令和8年度の予想問題+答案構成のポイント
ご注意

本記事の予想は当ブログ独自の分析であり、的中や合格を保証するものではありません。最新の試験情報は必ず公式(日本技術士会)でご確認ください。

目次

選択科目(Ⅱ・Ⅲ)の出題形式

  • Ⅱ-1 専門知識:4設問から1問選択・答案1枚。
  • Ⅱ-2 応用能力:2設問から1問選択・答案2枚。調査→設計→施工→関係者調整
  • Ⅲ 問題解決能力:2問から1問選択・答案3枚。観点を明記した課題→最重要課題の解決策→新たなリスクと対応

近年の頻出テーマ

区分近年問われているテーマ
Ⅱ-1(専門知識)水力発電方式、ダム(コンクリート・フィル)、水路・水圧管路・サージタンク、揚水発電、洋上風力基礎、取水放水
Ⅱ-2(応用能力)水力設備の改修・更新(ダム再生)、洋上風力の基礎・施工、耐震補強
Ⅲ(問題解決)再生可能エネルギー拡大・カーボンニュートラル、設備の老朽化・維持管理、防災・レジリエンス

令和8年度 予想:Ⅱ-1(専門知識)の重点キーワード

Ⅱ-1 予想キーワード
  • 水力発電の方式(ダム式・水路式・ダム水路式)、揚水発電
  • ダム(コンクリートダム・フィルダム)、洪水吐き
  • 水路・水圧管路・サージタンクと水撃作用
  • 地下発電所の構造
  • 洋上風力発電の基礎(着床式・浮体式)
  • 取水・放水設備/電力土木設備の耐震

令和8年度 予想:Ⅱ-2(応用能力)

Ⅱ-2 予想設定例

想定:既設水力設備の改修・更新(ダム再生)、洋上風力の基礎・施工、発電土木設備の耐震補強という設定で、(1)調査・検討事項、(2)業務の手順と留意点、(3)関係者との調整 を問う形が定番です。

✍️ 答案構成の骨子(例)

  • 調査=地形地質・水文・気象海象の把握
  • 設計=水理設計(流量・水撃)、構造・耐震設計
  • 施工=大規模土工・水中施工、環境(河川・海域)配慮
  • 関係者調整=電力事業者・地元自治体・漁協・河川管理者との調整

令和8年度 予想:Ⅲ(問題解決)2選

予想Ⅲ-①:再生可能エネルギー拡大・カーボンニュートラル

📝 予想問題(Ⅲ)①

2050年カーボンニュートラルに向け、再生可能エネルギーの主力電源化が求められている。電力土木の技術者の立場から、再エネ拡大を支えるインフラ整備について(1)〜(3)に答えよ。

(1)観点を明記した課題3つ/(2)最重要課題の複数解決策/(3)新たなリスクと対策

💡 出題のねらい・背景
電力土木の最重要・本命テーマ。洋上風力やダム再生など、令和8年度も中心。

✍️ 答案構成の骨子(例)

  • 観点例:①再エネ電源開発(技術)=洋上風力・水力/②既存ストック活用(技術)=ダム再生・揚水/③系統・調整力(技術・制度)
  • 最重要課題=再エネ大量導入を支える電力土木。解決策=浮体式洋上風力、ダム再開発・かさ上げ、揚水発電・調整池、基地港湾整備
  • 新たなリスク=環境影響・コスト・系統制約 → 環境配慮・官民連携・系統増強で対応
🔑 押さえるキーワード

洋上風力(浮体式)、ダム再生、揚水発電、カーボンニュートラル、系統・調整力

予想Ⅲ-②:電力土木設備の老朽化対策・維持管理

📝 予想問題(Ⅲ)②

高度経済成長期以降に整備された多数の電力土木設備(ダム・水路・発電所等)が高齢化する中、安定供給を維持するための戦略的な維持管理・更新が求められている。電力土木の技術者の立場で(1)〜(3)に答えよ。

(1)観点を明記した課題3つ/(2)最重要課題の複数解決策/(3)新たなリスクと対策

💡 出題のねらい・背景
老朽化は全部門共通の重点。電力の安定供給に直結し、令和8年度も警戒。

✍️ 答案構成の骨子(例)

  • 観点例:①点検・診断(技術)/②長寿命化・更新(技術)/③防災・レジリエンス(社会)
  • 最重要課題=老朽設備の戦略的維持管理・更新。解決策=点検の高度化、長寿命化計画、計画的リプレース、耐震・治水機能の向上
  • 新たなリスク=供給支障・工事制約 → 計画的更新・冗長性確保で対応
🔑 押さえるキーワード

ダム・水路の維持管理、長寿命化、耐震、点検診断、レジリエンス、リプレース

「電力土木」答案のコツ

STEP
Ⅱ-1は水理と構造

水撃作用・サージングなど水理現象と、ダム・水路の構造を正確に。

STEP
Ⅱ-2は水文・地質→水理構造→大規模施工

水文・地質調査を起点に設計・施工へ。環境配慮を忘れずに。

STEP
Ⅲは再エネ・CNが本命

洋上風力・ダム再生・揚水を軸に、老朽化対策も押さえる。

STEP
時事キーワードで差を

カーボンニュートラル・浮体式洋上風力・ダム再生で時事性を示す。

まとめ

この記事のまとめ
  • 令和8年度・建設部門の筆記試験は7月20日(月・祝)
  • 本科目はⅡ-1専門知識/Ⅱ-2応用/Ⅲ問題解決の3本立て
  • 近年は再エネ・カーボンニュートラル・老朽化が頻出
  • Ⅲは再エネ拡大と維持管理を軸に準備

必須科目Ⅰ・他の選択科目の予想問題も順次公開予定です。

参考:最新の試験情報は必ず公益社団法人 日本技術士会でご確認ください。

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