令和8年度の技術士第二次試験は、筆記試験が7月19日と20日に終わりました。合格発表は11月上旬で、もうすぐです。
筆記に合格すると、次は口頭試験です。何を聞かれるのか、何分あるのか、点はどう付くのか。日本技術士会の実施案内と、添付されている実施大綱に載っている範囲で整理しました。
筆者は建設コンサルで働く技術士(建設部門)です。日程と配点は2026年10月23日時点の公式情報、準備のところは筆者の整理です。質問の具体的な中身は公式に出ていないので、載せていません。
なお、この記事は建設部門など、総合技術監理部門を除く技術部門の話です。総合技術監理部門は試問事項と配点が別に定められています。
- 日程:筆記の合格発表は11月上旬。口頭試験は12月上旬〜令和9年1月中旬のうち、あらかじめ通知される日。試験地は東京都
- 時間:試問は20分。10分程度の延長が可能とされている
- 中身:技術士としての実務能力と取組姿勢の2本立て。筆記の答案と業務経歴を踏まえて行われる
- 配点:マネジメント・評価30点、コミュニケーション・リーダーシップ30点、技術者倫理20点、継続研さん20点
- 発表前にできること:筆記の答案の骨子を書き出す。業務経歴を読み返す
令和8年度の口頭試験は、いつ・どこで
日程は、日本技術士会の令和8年度実施案内に出ています。口頭試験の日は、あらかじめ通知された日に受ける形です。
| 項目 | 時期・内容 |
|---|---|
| 筆記試験 | 令和8年7月19日(日)・20日(月・祝)。建設部門は20日 |
| 筆記試験の合格発表 | 令和8年11月上旬 |
| 口頭試験 | 令和8年12月上旬〜令和9年1月中旬のうち、あらかじめ通知する日 |
| 口頭試験の試験地 | 東京都(試験会場は筆記試験の合格通知でお知らせ) |
| 口頭試験の合格発表 | 令和9年3月中旬 |
口頭試験を受けられるのは、筆記試験の合格者だけです。
12月上旬から1月中旬って、幅が広いですね。
幅は広いですが、日はあらかじめ通知されます。通知が届いたら、その日から逆算して準備の日程を引くことになります。
口頭試験の中身|20分で何を見られるか
試験の中身は、「技術士第二次試験実施大綱」に書かれています。科学技術・学術審議会 技術士分科会の資料として、日本技術士会の実施案内にPDFが添付されています。
試問は20分、2つの事項
実施大綱では、口頭試験は技術士としての適格性を判定することに主眼を置くとされています。筆記試験の記述式問題の答案と、業務経歴を踏まえて行います。
試問事項は、Ⅰ技術士としての実務能力、Ⅱ技術士としての取組姿勢の2つです。試問時間は20分で、10分程度延長することも可能と書かれています。
配点は100点満点
試問事項ごとの配点は、次のとおりです。
| 試問事項 | 項目 | 配点 |
|---|---|---|
| Ⅰ 技術士としての実務能力 | マネジメント、評価 | 30点 |
| Ⅰ 技術士としての実務能力 | コミュニケーション、リーダーシップ | 30点 |
| Ⅱ 技術士としての取組姿勢 | 技術者倫理 | 20点 |
| Ⅱ 技術士としての取組姿勢 | 継続研さん | 20点 |
実務能力が合わせて60点、取組姿勢が40点です。実務能力の2項目は、マネジメント、評価と、コミュニケーション、リーダーシップ。筆者の読みでは、仕事の進め方と人との関わり方を聞く部分で、配点の6割を占めます。
日本技術士会の実施案内には、口頭試験は「技術士としての適格性等について口述により行います」と短く書かれています。試問事項と配点の詳しい中身は、添付されている実施大綱の表で確かめられます。
筆記の答案を振り返っておけば足りますか?
答案の振り返りは必要ですが、それだけで足りるとは言えない、と筆者は読んでいます。実施大綱には、筆記試験の繰り返しにならないよう留意する、と書かれています。答案と業務経歴をもとに、実務での動き方や姿勢を聞く場だと読めます。
合格発表の前にできる準備
発表は11月上旬です。それまでにできることは、公式に書かれている材料を手元に揃えておくことだと、筆者は考えています。ここから先は筆者の整理で、公式の指示ではありません。
口頭試験は、答案を踏まえて行われます。何を書いたかを説明できるように、覚えている範囲で各問の骨子を書き出します。
業務経歴も、試問の材料です。書いた業務について、自分の役割、判断したこと、結果を説明できるかを確かめます。
マネジメント・評価、コミュニケーション・リーダーシップ、技術者倫理、継続研さん。配点は30・30・20・20なので、どれも抜けないようにします。
時間は20分で、10分程度延びる可能性があります。頭の中で考えるだけでなく、声に出して通します。
試験地は東京都です。会場は筆記試験の合格通知で案内されます。遠方から行く場合は、日付と会場を見てから移動の手配を始めます。
よくある質問
- 口頭試験は、筆記に合格した人全員が受けますか。
-
実施大綱に、口頭試験は筆記試験の合格者に対してのみ行うと書かれています。
- 20分より長くなることはありますか。
-
実施大綱に、試問時間を10分程度延長することを可能とすると書かれています。延長される基準は、実施案内と実施大綱には書かれていません。
- 試験地は選べますか。
-
令和8年度の実施案内に載っている口頭試験の試験地は、東京都です。選べるとは書かれていません。会場は筆記試験の合格通知で案内されます。
- 口頭試験の合格発表はいつですか。
-
実施案内では、令和9年3月中旬とされています。
まとめ
口頭試験は、筆記の答案と業務経歴を材料に、実務能力と取組姿勢を見る場です。発表前は、この2つを手元に揃えることから始められます。
日時と会場の最終確認は、受験者に届く通知でお願いします。最新の案内は、日本技術士会のページで確かめてください。
筆記の予想問題と勉強の順番は、こちらの記事にまとめています。

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