技術士(建設部門 道路)に一発合格の軌跡の感想 ~その2 必須問題の勉強を振り返る~

2021年度の技術士(建設部門 道路)に合格しました。

技術士試験への挑戦が初めてでしたが、無事に合格できました。

ちなみに、完全に独学です。

講座や添削、数多くありますが、どれも高い!!

最低限の費用で合格できるのであれば、独学が一番。

建設コンサルタント業界において、多くの皆様がチャレンジしていると思います。

参考になればと思い、記事に残します。

目次

必須科目の問題内容を知る

以前は択一方式だった

現行試験以前は、択一方式だったようです。

しかし、試験制度が2019年度から変更になりました。

なお、試験改正のポイントとして、大きな変更点は以下の3点です。

  •  従来、択一式問題であった必須科目が記述式問題に変更される。
  •  多くの部門で選択科目が統合される(全96科目が69科目に統合される)。
  •  「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」が、試験の評価項目として位置づけられる。

上記①の「必須科目が記述式問題に変更」、これは大きな変更だったことでしょう。

択一では「運」による「奇跡」で得点できたポイントもあったかもしれませんが、

記述では100%ありえないですもんね・・・。

どんなことを記述する問題なのか

問題内容についてですが、日本技術士会のHPで過去問が掲載されています。

~過去問はこちら~

問題構成としては、例として以下のような内容です。

  • 時代の遷移により抱える課題
  • 取り巻く環境により発生する課題
  • 少子高齢化に起因する課題

初見、対策無しでこれらの問いに対して正答を記述できる方はかなり少数でしょう・・。

どうやって勉強するのか

高校入試、大学入試、宅建士のような有名資格、様々な勉強をこなしてきたと思います。

どれにおいても共通だったのが、「参考書」や「問題集」があるということでしょう。

しかし!

技術士試験においては、「参考書」も「教科書」もございません

そのため、

「どうやって勉強すればいいんだ!!」

と、悩む受験者は多いはず。

試験全体をつかむ

試験のポイントポイントでの要点は事前に把握しておくことが望ましいです。

先輩技術士や、同僚技術士に助言を仰いでも良いでしょう。

以下の本が、読みやすくオススメです。

技術士試験がどんなものか?全体、細部の試験の意図を理解するのに最適です。

単純に、読んでておもしろいです

勉強方法を確立する

右往左往していても、合格は近づいてきません。

大きくは、以下の2つを決めることが近道になると思います。

  • 試験日までに、勉強する総時間数
  • 勉強に使う資料のピックアップ

ココナラでも、このへんに特化したマニュアルが販売されています。(以下をクリック)

技術士試験(建設)の「対策マニュアル」

何を使って何を覚えるのか考える

安全安心な教科書や参考書はありませんが、勉強道具は用意しないといけません。

私が使った勉強道具を紹介します。

国土交通省白書

これは絶対に必要です。

国土交通省白書に記載されている内容に寄り添って記述することが合格への近道です。

なお、「国土交通省白書の読み方」という本もありますが、私は使いませんでした。

~読み方の購入はこちら~

2022年版 技術士第二次試験 建設部門 最新キーワード100

キーワードが要約されて記載されている。(1キーワードあたり2ページ)

少ない時間で覚えるのに最適です。

家で時間を割いて使うのではなく、「隙間時間」の活用に有効です。

2022年度 技術士試験(建設部門)傾向と対策

予想問題で力をつけるのに最適です。

20問の予想問題が掲載されており、幅広く予習できます。

解答例も記載されています。

私は、合格時はこの参考書の予想問題しか解いておりません。

問題だけではなく、専門問題等の記載もあります。

※毎年、2月頃に新刊が発売されます。

これは是非、購入してください。

確実に力がつきます。

試験日までの総勉強時間

何時間勉強すれば合格できるのか?

設定方法の参考例を挙げてみます。

過去問を一回解いてみます。

その際には、キーワードや課題の背景等を調べながら解きます。(制限時間を設けないで解く)

何を調べる必要があって、それぞれ調べるのにどれくらいの時間を要するか調べるためです。

際限なく調べ、きっちり3枚記述し、4時間要したとします。

20問解くとすれば、最低80時間は必要とします。

これに、白書の「要約及びキーワード集作成」の時間をプラスすればOK。

これを平日と土日に割り振って、1日あたりの勉強期間を決めます。

※私の合格時に考えた設定を振り返ってみると、個人的意見は以下の通り。

200時間でギリギリ、300時間で安心、400時間で余裕。

実際に勉強した時間は、200時間でした。(初受験でしたので、貯金はありませんでした)

勉強する時間帯を設定する

一日のうち、机に向かう時間帯をルール設定します。(継続的に勉強する体制づくり)

私は、平日は21~24時の間しか勉強しないと決めました。

3時間やる日もあれば、1時間の日もありました。

ただ、絶対にゼロの日は作らないようにしました。

さぁ、合格に向けて勉強するぞ!

準備したアイテムを、

「どのように駆使して」

「どんなことに注意しながら」

勉強していくのか。

こちらに全てを書き込んであります。

技術士試験(建設)の「対策マニュアル」

まとめ

勉強を初めての序盤、

「力がついているのよくわからんし、不安だ」

という思いは、かなりありました。

数学のように知った知識をすぐ確認できるわけではないからです。

二次曲線のようにしか、成果は見えてこないと思います。

だからこそ、「継続は力なり」と心の中でつぶやきながら邁進することが大事だと思います。

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