2022年6月24日現在の記事です。
使用しているファイルのバージョン等に注意してお読みください。
この記事を書いている段階でのSwitchの最新バージョンは、14.1.2です。
また、リンクに飛ぶのは効率悪いと思い、1ページにまとめたので長くなりました。
「もの」を揃える
CFWの導入時に必要なアイテム
- CFWが導入できる、初期のswitch
- そのSwitch本体のverに対応した、CFW関連ファイル
- パソコン
- MicroSDカード(容量は大きい方がベター)
- RCM起動用のジグ
- USB Type-cのケーブル (Switchとパソコンを接続)
改造できるSwitch本体(このサイトで確認できます)「Enter s/n」にシリアルナンバーを打ち込む。
ちなみに、シリアルナンバーはSwitch底面の左側にバーコードシールが貼られています。
(USBの差込口の左側)
フリマアプリや、オークションで中古のswitchを購入する際は要注意
オークションサイトやフリマサイトで中古が出回っています。
ですが、「BANされているもの」には注意が必要です。
出品者の申告を信じるしかないのですが・・。
購入先と購入品の紹介
上記リストの3~5は、Amazonで調達できます。
購入時の注意点
MicroSDカード
当初、200GBのmicroSDカードを使用していました。
ですが、いろいろと詰め込んでいくうちに容量がパンバンになってしまいました。
なので、途中で容量の大きいSDカードに入れ替えています。
CFWを導入した後に、Emunandを作成するとそれに32GB取られます。
なので、最低でもその一つ上の容量である、「64GB以上」は必須だと思います。
それを考慮して選びましょう。
RCM起動用ジグ
導入時や、導入後の起動に必要になります。
必ず使います。
なくても可能らしいですが・・買いましょう(笑)
ケチる金額でもないので、安心・安全を買うのが一番。
どうせならケースありで。(無くすともったいない)
USB Type-C ケーブル
上の章で紹介したタイプは、両側がType-Cになっています。
Switchを使用する際に、コントローラーの登録に使用しているケーブルは、片側がType-Aです。
使用するパソコンの端子と相談、もしくはコントローラー登録と併用するかで購入アイテムを決めましょう。
Amazonはピンキリで商品があるのですが、ケーブルや充電系はAnker製品がオススメです
少しだけ知識を
SwitchのCFWは、複数ファイルからの協力プレイで成り立っています。
それぞれの名前と役割を把握しておきましょう。当然、すべてが、Switchのバージョンに対応している必要があります。
OS | Bootloader | 起動 | インスト | 他 | |
Atmosphere | ○ | × | × | × | windowsみたいなもん |
HEKATE | × | ○ | × | × | サポート的な |
sig pach | × | × | ○ | × | ゲーム起動担当 |
※起動=ゲームの起動。
※インスト=ゲームのインストール
導入前の事前準備
MicroSDカードをフォーマットする
Atmosphereの開発者さんによると、MicroSDカードのフォーマット形式はFAT32(1ファイルにつき、4GBまでの制限が設けられる)が望ましいとのこと。
普通にWindowsのエクスプローラーから「フォーマット」もしくは「クイックフォーマット」しようとすると、そんな選択肢は出てきません。そして、購入したMicroSDカードのフォーマットはexFAT・・・。最初の難関です。
「FAT32」でフォーマットする
フォーマットするソフトウェアを引っ張ってきます。
ここでは、IO-DATE のソフトウェアを使用します。
switchの設定を少し変更しておく
「ソフトの自動更新」をオフにする
設定 → 本体
Switchをインターネットから切断
wi-fiをオフにするか、「機内モード」にしておく。気づかずにBANされると切ないので、必ず世間から隔離しましょう!
CFWの導入準備①(SDカードの用意)
Atmosphere(OSの部分)をSDカードにコピーする
下記のサイトからAtmosphereのZIPファイル(ダウンロードできるファイル群の最上段)をダウンロードしてきます。
2022年6月24日現在では、バージョン1.3.2が最新でした。
解凍すると、「atmosphere」、「switch」、「hbmenu.nro」が中身にあります。(スクショ撮り忘れた・・・)
この3つをSDカードに丸々コピーします。
HEKATE(bootloaderの部分)を導入する
下記のサイトからHEKATEのZIPファイル(ダウンロードできるファイル群の最上段)をダウンロードしてきます。
2022年6月24日現在では、バージョン5.7.2 が最新でした。
Atmosphere 1.3.2に対しては、HEKATE 5.7.2が組み合わせになります。
解凍した中身(hekate_ctcaer~ 以外)を、SDカードへコピーします。

hbmアプリも、最初からSDカードに入れておこう
SDカードを何回も抜き差ししたり、何回もSwitchとパソコンをつないで操作するのはめんどくさい。
なので、最初から使いまそうなhbmアプリは入れてしまいましょう。
Switchとパソコンを接続(ワイヤレス)しての、ファイルの転送(SDの抜き差し回避)
ftpd classic
「nxmtp」、「mtp-server-nx」というアプリを使うと、ケーブルで接続して転送ができるらしいですが、私のSwitchではエラーで起動できませんでした。
下記のサイトから「.nro」のファイル(ダウンロードできるファイル群の最上段)をダウンロードしてきます。
「ftpd-classic.nro」です。
2022年6月24日現在では、2021年6月13日配布のバージョンが最新でした。
ダウンロートしたものを、SDカードの「Switchフォルダ」に入れます。
XCI、NSPの拡張子であるファイルをインストールできるアプリ
TinWoo Installer
下記のサイトからZIPファイル(ダウンロードできるファイル群の最上段)をダウンロードしてきます。
2022年6月24日現在では、2020年12月27日配布のバージョンが最新でした。
ダウンロートしたものを解凍し、でてきたSwitchフォルダの中身をSDカードの「Switchフォルダ」に入れます。
詳細はこちら
-
-
SwitchにXCI、XCZ、NSP、NSZ拡張子のファイルをインストールする方法 ~TinWoo Installerの使い方~
続きを見る
SDカードをSwitchに入れる
SDカードはもうSwitchに入れてしまってOKです。
ftpd-classic を導入してあるので、もうSDカードをSwitchから抜きだす必要もないと思います!
なのですが、後にEmunandを作成する際に、一度だけSDカードをSwitchから抜いてパソコンに挿します。
CFWの導入準備②(パソコン側の用意)
TegraRcmGUIをパソコンへダウンロード
CFWを導入したSwitchを起動するために、パソコンとSwitchを接続しての操作が必要になる。その準備です。
下記のサイトからTegraRcmGUIのZIPファイル(ダウンロードできるファイル群の2番目、「portable」)をダウンロードしてきます。
2022年6月24日現在では、バージョン 2.6 が最新でした。
「Installer」はパソコンにインストールするファイル。
「portable」はパソコン上で使うファイル(ドライバーのインストールのみする)。
私はportableにしました。(特に理由はない)

解凍したフォルダ内に、上部画像の青抜きしてあるファイルがありますので、ダブルクリック

① 「Settings」のタブをクリックし
② 「Install Driver」をクリック
あとは、出てくる画面にしたがって進んでいけばOK。
先ほど、HEKATEを解凍した際に出てきた「hekate_ctcaer~」のファイルを、このフォルダに入れておきましょう。
CFWの導入
購入したケーブル、もしくはSwitchに同梱されていたケーブルを用意しましょう
パソコンとSwitchを用意したケーブルでつなぎます。
なお、Switchの電源はオフにしておきます。(スリープじゃないよ。電源ボタン長押しから、電源OFFだよ)
SwitchをRCMモードで起動します
購入しておいた「RCMジグ」をSwitchに装着
装着箇所は、画面を自分側にむけて、右側のジョイコンスロットです。(右ジョイコンのスロット)
RCMジグに「ON」と記載されているはずですので、それを下側にします。
目一杯下まで下げます
Switchの電源をオン
Switchの上部には、「電源ボタン」と「音量ボタンの+」と「音量ボタンの-」の3つがあります。
この、「音量ボタンの+」を押しながら、電源ボタンを押します!
そうすると画面に・・・何も起こりません。
焦らないでください。
TegraRcmGUIを起動
上記の「9番」でパソコンに入れた、「TegraRcmGUI」を起動します。

ここで、画像の赤丸部分をクリックし、「上記の9」で格納「hekate_ctcaer~」を選択します。
この、TegraRcmGUIの左下にあるアイコンがデフォルトだと、「赤いNORCM」になっています。
しかし、上記の「電源オン」が成功していると、

と、緑のアイコンに変化します。
緑に変化しない場合は、①起動に失敗 か、②ドライバのインストールを忘れてるか失敗している の、どちらかかな?
ペイロードする

載せてる画像は赤アイコンですが、無事に緑アイコンになったら「Inject payload」をクリックします。
無事にSwitchの画面に変化がでましたか?おめでとうございます。
CFWの設定
無事にSwitchの画面に何かが映し出されたと思います。ペイロードの送信に成功です。
日付の設定

今、現在の日付に設定しましょう
Emunandを作成する
本来のSwitchはできればなるべく綺麗に残しておきたい。
そのため、Emunandという第二のSwitchを作成し、そっちでアレコレします。
次に、右上の「Create emuMMC」クリックします。

なお、初めて作成するので、左上は「× Disabled!」となっていて大丈夫です。

「Create emuMMC」をタッチすると、「どうやって作成するの?」と訊かれます
ここは、一番左の「SD File」を選択します。
そうすることで、SDカードのルート上でEmunandフォルダが作成されて見えるようになります。

「SD File」を選択すると、Emunandの作成が始まります。
画像にもありますが、私の環境では20分ほど掛かりました。
右上にある「× close」をタッチします。

作成は終わりましたので、次は起動するEmunandを選びます。
「Change emuMMC」をタッシして、選択画面へいきます。

「emuMMC/SD00」を選択します。(作成していないと、ここには表示されない)

「OK」をタッチして、次へ進みます。

さっきまで、「× Disabled!」となっていた左上の部分が、「Enabled」に表記が変わっています。
上にある「× close」をタッチします。メイン画面へ戻りましょう。
Emunandを起動

メイン画面の、一番左。
「Launch」をタッチします。
すると・・・

画像のようなエラーを吐いて、起動できません。
けど、焦ることはありません!
とりあえず、電源を切ります。
確認されますが、気にせずOFFにします。

SDカードを取り出す
Switchの電源を切り、SDカードをSwitchから取り出します。
SDカード内のにある、「bootloader」フォルダを開ます。
中に、「hekate_ipl.ini」をメモ帳で開きます。
ちなみに。最初から作成されているわけではなく、起動エラーでファイルが作成されます。
ファイル内記述の変更
デフォルトで記載されていた文字はすべて消して、以下をコピペしてください
[config]
autoboot=0
autoboot_list=0
bootwait=3
verification=1
autohosoff=0
autonogc=0
updater2p=1
backlight=100
[Atmosphere (SysNAND)]
emummc_force_disable=1
fss0=atmosphere/package3
atmosphere=1
icon=bootloader/res/icon_payload.bmp
{}
[Atmosphere (EmuNAND)]
fss0=atmosphere/package3
atmosphere=1
emummcforce=1
icon=bootloader/res/icon_payload.bmp
{}
{--- Stock ---}
[Stock (SysNAND)]
emummc_force_disable=1
fss0=atmosphere/package3
stock=1
icon=bootloader/res/icon_switch.bmp
{}
しっかりと保存して、メモ帳を閉じます。
SDカードは、Switchへ戻しましょう!
Emunandを起動(2回目)

電源を落としてしまったので、やり直しです。
上述した、ステップ10を再度お願いします。(日付設定は出ないはず)
そして、一番左の「Launch」をまたタッチしましょう。
すると・・・

はい、無事に起動しました!
中央の「Atmosphere(Emunand)」をタッチして、Emunandで起動しましょう。
間違えて、Sysnandで起動しないよう!!

複製して作成したEmunandなので、ウリふたつです。試しに「アルバム」を起動してみましょう。

入れてあるアプリがちょっと違いますが、こんな画面が表示されればOKです。
さらには、設定 → 本体からも確認できます。

ここの、「システムバージョン」の最後の文字が「E」なら、Emunandですよ。
これにて、Emunandでの起動は完了。
導入後の設定
無事にCFWが動き出しました。
しかし、これだけではゲームが起動できません。
なぜなら、Atmosphereの作者はバックアップゲームの起動を認めていなーい!
なので、この先もずっとAtmosphereだけでバックアップしたゲームを起動できないでしょう。
そこで、ゲームを起動できるパッチの出番。Sigpatch(シグパッチ)。
Sigpatch(シグパッチ)の導入
下記のサイトからSigpachesのZIPファイル(ダウンロードできるファイル群最上部)をダウンロードしてきます。
ダウンロードしたら、解凍します。
手段の選択
ftpd-classic
ステップ7で入れた、「ftpd-classic」を使ってもいいです。使い方は以下参照。
ftpd-classicの使い方はこちら
-
-
パソコン(PC)とswitchをワイヤレス接続してファイル転送する方法 ~ftpd classicの使い方~
続きを見る
SDカード抜き取る
電源をオフにして、SDカードを抜きだしてもOK
SDカードへ導入
解凍すると、「atmosphere」「bootloader」の2つのフォルダがでてきます。
① このフォルダ内のファイルを、SDカード内にあるそれぞれのフォルダへコピーします。
「bootloader」内に、「hekate_ipl.ini」ファイルがあります。
② 「hekate_ipl.ini」ファイル内の記述を以下に書き換えます。
[config]
autoboot=0
autoboot_list=0
bootwait=3
verification=1
autohosoff=0
autonogc=0
updater2p=1
backlight=100
[Atmosphere (SysNAND)]
emummc_force_disable=1
fss0=atmosphere/package3
kip1patch=nosigchk
atmosphere=1
icon=bootloader/res/icon_payload.bmp
{}
[Atmosphere (EmuNAND)]
fss0=atmosphere/package3
kip1patch=nosigchk
atmosphere=1
emummcforce=1
icon=bootloader/res/icon_payload.bmp
{}
{--- Stock ---}
[Stock (SysNAND)]
emummc_force_disable=1
fss0=atmosphere/package3
stock=1
icon=bootloader/res/icon_switch.bmp
{}
これでゲーム起動問題もクリアです。
自己責任にて、Emunand生活をお楽しみください。
BANの回避
CFWで遊んでいるのがばれてしまうと、すぐにBANされてしまいます。
対策を施しましょう。
要は、ステルス化してなるべく安全度をあげるということでうす。
ステルス化のまとめはこちら
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CFW(Atmosphere)のSwitch、ステルス化をONしてなるべく安心して使う
続きを見る
プライベートモード
SDカード内の「atmosphere」ファルダ内に、「config_templates」フォルダがあります。
この中にある「exosphere.ini」をSDカードの直下(ルート)にコピーします。
メモ帳で開きまして、
[exosphere]
debugmode=1
debugmode_user=0
disable_user_exception_handlers=0
enable_user_pmu_access=0
blank_prodinfo_sysmmc=1 ←1に書き換える
blank_prodinfo_emummc=1 ←1に書き換える
allow_writing_to_cal_sysmmc=0
log_port=0
log_baud_rate=115200
log_inverted=0
90dns
インターネットの設定を変更します。
設定 → インターネット → インターネット設定
DNS設定を手動に変更します。
優先DNS 163.172.141.219
代替DNS 207.246.121.077

注意点
その他
その他、Switchに関するアプリ(ROMのダンプとか)情報が欲しい方は、下記のページへ
Switchに関する情報の一覧
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Switchのカスタマイズ(改造)に関するまとめのページ
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