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スタッフの証言を基に「閃光のハサウェイ」の映像美を解説する

「閃光のハサウェイ」は「映像化不可能」とも言われてきた

ガンダムシリーズに全く触れたことがなく、登場人物すらアムロとシャアしか知らないレベルだったのですが、なんとなく気になって映画館に足を運びました。驚きました。コレが「ガンダム」という世界なのかと衝撃でした。まさに大人の作品ですね。モビルスーツでの戦闘シーン、民衆のリアルさ、独特な台詞回し。ガンダムが大人に愛される理由がよく分かります。大人になった今、初めて見たガンダムシリーズが閃光のハサウェイでよかったと心から思います。

「閃光のハサウェイ」は、宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイが、新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。アニメは「虐殺器官」の村瀬さんが監督を務める。全3部で、第2部「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ『サン オブ ブライト』(仮題)」が制作中。テレビエディションは全4話。

「閃光のハサウェイ」は「映像化不可能」とも言われてきた。同作に登場するΞガンダム、ペーネロペーの形状が複雑で、モビルスーツ(MS)戦の表現が手描きでは難しいのが、理由の一つだった。小説は、森木靖泰さんがメカデザインを手がけ、約30年前のデザインではあるが、今見ても魅力的だ。ただ、アニメとして動かすのが難しい。例えば、Ξガンダム、ペーネロペーには袈裟(けさ)のようなパーツが付いており、アニメで動かそうとすると整合性がとれないこともあるという。

人気アニメ「ガンダム」シリーズの劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)のテレビエディションの第1話にあたる「1/4『ランディング・グラウンド』」が、MBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で1月15日に放送される。「閃光のハサウェイ」は、1989~90年に富野由悠季監督が発表した小説が原作。「映像化不可能」とも言われていたが、小説の発表から約30年たち、2021年に劇場版が公開されると、映像美が話題になった。公開当時、スタッフを取材する中で「映像的なチャレンジだった」「『ガンダム』にとって一つのターニングポイントになった」という声を聞いた。スタッフの証言を基に「閃光のハサウェイ」の映像美を解説する。

「閃光のハサウェイ」は第2部のタイトルが「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ『サン オブ ブライト』(仮題)」となることが発表されている。第1部が日5で放送されることもあって、第2部以降の展開が気になるところだ。

私が中一の頃、劇場版逆襲のシャアからの流れで小説を読みました。善も悪も無いという当時としては斬新な世界観がガンダムシリーズの魅力と言われますが、「閃光のハサウェイ」はその中でもとりわけシリアスで、衝撃のラストに向けてどんどん引き込まれていったのを覚えています。今、中一の息子がガンダムにのめりこみつつある年頃で、私も閃光のハサウェイに30年ぶりの再会。この年になってみると、それぞれの登場人物にも小説版で感じたのとは違った魅力が見えてきます。このようなすばらしい映像作品に昇華して頂けたことを、とてもありがたく思います。この後の展開・映像化が、とても楽しみです。逆シャアをリアルタイムで楽しまれて以来久しい方々にも、二世代で楽しめる大人のガンダムへの回帰きっかけとして、オススメです。

小説版ギギは挿絵の影響もあって子供臭すぎて好きになれなかったけど、映画版ギギのビジュアルのほうがハサウェイやケネスの年齢を考慮するとドハマりしてしまった。声の演技も素敵なので、嫌いだったキャラから一気に好きになってしまった。

村瀬監督に取材した際、「リアリティーを高めたいと考えたというよりも、画(え)から得られる情報量を上げるには、そうするしかない」とも話していた。「閃光のハサウェイ」では、実写映画のように、せりふで説明するよりも、画で説明したという。キャラクターだけではなく、背景でも状況を説明したといい、「実写ではそういうこともしますが、アニメの場合、せりふで説明してほしい人もいるかもしれません。テレビでやろうとすると、せりふで説明しないと、誰も気付かないかもしれない。映画だからできたことです」と話していた。

「ガンダム」シリーズは、手描きのMS戦が魅力の一つではあるが、「閃光のハサウェイ」では、3DCGと手描きを融合して、「映像化不可能」とも言われた複雑な形状のΞガンダム、ペーネロペーを表現した。Ξガンダム、ペーネロペーはミノフスキー・フライトと呼ばれる飛行技術によって重力下で動き回る。3DCGによって手描きでは難しい微妙な動き、パースの変化を表現したのに加え、光源による影の変化にもこだわった。

シャアの反乱から12年、地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。マフティーのリーダーが地球に降り立つ。その正体はブライトの息子ハサウェイ。ハイジャック事件で謎の美少女ギギと連邦軍大佐ケネスと出会い、彼の運命が動き出す。

小説版は読んでいないので、ハサウェイが本当に悲劇を辿るのか否かは別として、これはこれで話が一貫していて一映画の技術力はすごいと思わされました。しかし、ギギとケネス大佐がどう絡んでくるかが今回3部作で語れそうなのでそこに注目はしたいものの、ハサウェイには生き残ってもらいたい、と思ったのが素直な感想です。これでまた「連邦政府」が勝ってしまえばそれこそ「悲劇の主人公」としての烙印を押されるのがこのガンダムシリーズの常というものです。

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。U.C.0105――。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。

当時、逆シャア後の世界の流れとして原作小説を読みました。 逆シャア内ではチョイ役だったハサウェイが、主人公の小説…複雑な人間関係とハサウェイの心の変節、リアルな描写等に魅せられて三度も読み返しました。 Gジェネのシナリオも何度もプレイした、好きなタイトルです。 今となっては矛盾なく宇宙世紀モノとして映像化できる、まともな部類のスタイルだと思えます。 CG技術の発達でアニメーターには描き辛い複雑な機体も、遜色なく動き回りキャラ描写も綺麗で、後世に残せる一品となるのでは?と、私は思っています。

“日5”で放送されることになった3作品は、豪華クリエーターが生み出した名作ばかりだ。「閃光のハサウェイ」は、1989~90年に富野監督が発表した小説をアニメ化、劇場版アニメ「虐殺器官」の村瀬修功さんが監督を務めた。2021年に公開され、興行収入が22億円を突破するなどヒットした。「NT」は、「機動戦士ガンダムUC」などの福井晴敏さんが脚本を担当した作品で、2018年に公開された。「サンダーボルト」は、「MOONLIGHT MILE」などで知られる太田垣康男さんのマンガをアニメ化。それぞれ新たにテレビエディションとして放送される。

「閃光のハサウェイ」は、アニメで常識とされていることに捕らわれず、大胆な手法で作られた。“壊す”ことは勇気が必要だが、その決断をしたからこそ、映像美を実現したのだろう。

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