トリノに自宅を探しているとの報道も ジダン 来季以降にユベントス復帰も
一昨季以降、しばしばその去就が話題となっている指揮官だが、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、ユベントス首脳陣が2025年まで結んでいるアッレグリとの契約を途中で破棄する意思はないとしていたが、ここにきてジネディーヌ・ジダン、アントニオ・コンテを来季以降の新監督として招聘し、そのために6000万~9000万ユーロ(約85億~127億円)もの投資を行なう計画があると報じた。
序盤は不調に喘ぐも、最近は調子を上げて8試合無失点を達成し、クラブ記録の更新も期待されていたユベントス。セリエA第18節ナポリ戦は、スクデット獲得の希望を取り戻すための重要な一戦と見られていたが、果たせるかな首位チーム相手に1993年5月のぺスカラ戦以来となる5失点と、歴史的な大敗(1-5)を喫することとなった。 【動画】”仏の伝説”ブラジルを翻弄し、初のW杯優勝に導いたジダンの超絶テクニック ユベントスといえば、虚偽会計と不正なキャピタルゲインの疑いでアンドレア・アニェッリ会長をはじめ、クラブのレジェンドでもあり、長く名門の要職を務めてきたパベル・ネドベドら役員全員が辞任を表明。そんな彼らにとって、役員としての最後の試合となったナポリ戦での無残な結末に、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は「全くもって負けに相応しいプレーだった」と白旗を上げている。 一昨季以降、しばしばその去就が話題となっている指揮官だが、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、ユベントス首脳陣が2025年まで結んでいるアッレグリとの契約を途中で破棄する意思はないとしていたが、ここにきてジネディーヌ・ジダン、アントニオ・コンテを来季以降の新監督として招聘し、そのために6000万~9000万ユーロ(約85億~127億円)もの投資を行なう計画があると報じた。 そして、同メディアによる読者へのアンケートでは、41.5%の人々がジダンの到来を求めており、続いてコンテが20%強。アッレグリは最も少ない16.3%に止まり(同メディアは「逆に言えば、今なお6人にひとりが彼の続投を望んでいるということだ」と指摘)、残りの21%はこの3人以外の名前を挙げたという。 最も多くの支持を受けた50歳のフランス人。1996年夏にボルドーからユベントスに加入し、このカルチョのクラブで鍛え上げられた結果、フランス代表として1998年フランス・ワールドカップ、EURO2000の優勝の原動力となってトップスターに昇り詰め、2001年夏に当時の世界最高額でレアル・マドリーへ移籍していったジダンが、実に22年ぶりに「ビアンコネーリ」に戻って来ることを、多くのユベンティーノは待望しているようだ。